こんにちは、臨床検査技師(パート)らぼです。
ついにシャントエコー、デビューが決まりました!
扶養内パートで、約1年、検体検査とシャントエコーの研修を両方やってきて、時間だけは過ぎていたのですが、ようやく、エコーデビューすることになりました。
まだまだ技術不足で、時間内にすべてを撮り終えて、一人で所見を完成させたことがないので、後から、確認をしてもらう状態ですが、責任をもって、一人でエコーを撮って、所見を完成させたいと思います。
これまでに、約150名の患者さんに練習をさせていただきました。
透析前で急いでいる患者さんが多いので、最初はFV測定のみ、練習させてもらっていました。
次に吻合部の描出まで、練習するようになりました。
そして、シャント本幹の走行、性状を見て記録する練習をしました。
限られた時間の中で、練習する範囲を分割しながら練習してきました。
これからも、患者さん、スタッフに協力してもらいながら、経験を積んで還元していきたいと思います。
吻合部描出のコツ
吻合部を描出するときは、動脈とシャント本幹を短軸で縦に並べて、プローブを90度回転させて描出することが基本ですが、うまく描出できないときは、患者さんの手のひらを上に向けてもらって、プローブを水平くらいまで倒してみたりすると、きれいに描出できることがあります。
吻合の角度により、描出できない場合は動脈とシャント本幹を分けて描出します。
エコーは時間との闘いでもあるので、描出が難しければ、すぐに切り替えて、違う方法を試してみることが大事だと、常々教わっています。
血管走行図の描き方
血管走行図は、医師だけでなく、透析時に穿刺をする看護師や臨床工学技士も見るので、わかりやすいように狭窄部分を強調して書くことがポイントです。
新規患者さんやシャント造設OP後のシャントエコー
新規患者さんやシャント造設OP後の依頼の場合は、穿刺しやすい部位を伝えるために、シャント本幹の深さ・血管径を測定し、所見に記入しています。
<穿刺しやすい部位>
深さ 3mmまで
血管径 2mm以上(駆血なしで計測の場合)
走行が真っ直ぐな部位
シャント本幹に近い動脈も穿刺の際、気を付けなければならないので、所見に記入しています。
静脈の血管径を測定するときはプローブの重さで血管を押さえて血管径を小さく測定してしまわないようにすることが大事です。
ゼリー層がみえる状態で測定するのが良いです。
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