転勤族の場合、見知らぬ土地の情報収集に苦労しますよね。子どもの学校選びとなると、なおさらです。
頼りのネットの口コミを調べて、ネガティブ情報に不安になることも多いと思います。
学校名の一覧は調べればわかりますが、地元の人なら知っている情報を得にくく、進学塾の広告でよく名前のあがっている有名校ぐらいしか印象がありません。
大切な青春時代を過ごす学校選びには、在校生の雰囲気など、生の情報が重要です。
特に一番上の子どもの場合、上のきょうだいのいるお友達がいないと、ネット上にはない生の情報収集が難しいことが多いと思います。転勤族だと、なおさらです。
志望校を決めてからも、入学してからの生活をイメージした方が、受験勉強に身が入ります。
クラブ活動の試合や発表会を見に行ってみる
学校見学などもよいですが、受験勉強が始まる前の余裕があるときに、運動部なら試合、文化部なら発表会、学校の文化祭などに行ってみると、学生の実際の雰囲気がわかり、選択肢が広がって良いです。今の高校生のクラブ活動はレベルの高いところも多く、試合の応援や発表会は楽しいですよ!お子さんと一緒にお出かけしてみてください。
保護者、在校生、交流のある人々の雰囲気がわかる絶好の機会です。入学して一緒に過ごしたいと思うかどうか直観は大事だと思います。
実際、子どもを連れて、地元の高校の演奏会に行ってみました。発表している高校生の頑張りや待ち時間に周りで話をしている在校生や保護者の声が自然と聞こえてくるので、雰囲気がよくわかりました。
自分に合いそうだったら、目標の学校に入学して学校生活を送るイメージがわきやすく、受験勉強のモチベーションが上がるかもしれません。
逆に、想像していた雰囲気と違うとわかれば、入学してしまってからのミスマッチを防ぐことができ、他の学校を探すきっかけになると思います。
クラブ活動の実績などもチェックポイントです。
また、実際に通学する時間帯に学校に行ってみて、毎日通学する自宅からの距離感や電車の混雑具合の確認は重要です。通学だけで、へとへとになってしまうと心身共に疲れて、勉強やクラブ活動に支障が出てしまいます。
漫画『ドラゴン桜』にも受験勉強開始の時期に、東大に実際行ってみる場面がありました。
実体験してみる
実体験をすると頭で考えるより何倍もイメージがわきやすいです。
受験直前になると、実体験をしに行く時間を確保することもなかなか難しくなると思うので、選択肢を広げるためにもそのような機会をみつけたり、聞いたりしたら、積極的に参加してみることをおすすめします。
志望校選びに偏差値で考えることが多いと思いますが、実際に、偏差値の高い学校は、個人を尊重し、他人との距離感がつかめている学生が集まりやすいようです。
学生時代、誰と過ごすかは大切なので、気になる学校の参加可能な行事に実際行ってみて、実体験すると偏差値だけでなく、広い視野で志望校を決めていけるのではないかと思います。
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