高校生の親御さんから、臨床検査技師について質問をいただきました。
臨床検査技師歴15年以上の筆者が感じた臨床検査技師の資格取得メリット、デメリット。
いくつか挙げてみたので、臨床検査技師を目指すか迷われている方は参考にしてみて下さい。
デメリット
・立ち仕事、夜勤など体力のいる仕事が多い
・他の医療職(看護師、薬剤師、放射線技師など)より時給は低め
・採血業務など患者さんに少なからず痛みを与える仕事はストレスが大きい
・給与が上がりにくい
・忙しく、人命にかかわる仕事の為、特に、医師、看護師とのやり取りは、緊張することが多い
・資格取得に時間とお金をかけることになるので、合わなかった場合、多職種への転職がしづらい
メリット
・やりがいがある
・他の一般的な職種より時給は高め
・超音波検査ができれば時給は高くなり、転職に有利で稼ぎやすい
・立ち仕事の場合は、自然と運動できる
・転勤族でも比較的新しい仕事を見つけやすい
・検査の種類が多いので、自分の適性に応じて、検体検査、生理検査、採血業務のありなしなどを選び、病院、クリニック、健診センター、検査センターなどへの就職を考えることができる
・不妊治療のクリニックなどで、胚培養士としての求人もある
・治験会社、検査機器会社などの求人もある
学生時代にアルバイトは可能?
筆者は遠方の4年生大学に通っていました。
大学1年生の時は、教養科目も多く、比較的時間はあったので、土日の朝にアルバイトをしていました。
その後、実習が増え、レポート提出や学内試験などで忙しくなりアルバイトはやめました。
大学近くに下宿している人や通学時間が短い人は、アルバイトを続けている人もいましたよ。
出身大学の場合、サークルは他の学部に比べると入っている人が少なかったです。
平均給料は?
臨床検査技師の平均給料は37万円
30代平均で、手取り30万円前後ですから、さまざまな業種と比較し、平均的な水準ということができます。
出典:宝島社『日本の給料&職業図鑑 パーフェクトバイブル』 (著)給料BANK
地域差もあり、就職先によって、この平均より給料が低い所も多いと感じます。
現代は、さまざまな副業があるので、本業で安定的な収入を得て、副業をすると違った視点でものごとを見られるようになったり、新たなスキルを身に付けることもできます。
例えば、動画編集やライティングスキルは、院内の勉強会などでも重宝されます。
臨床検査技師、管理栄養士、保育士、健康食品管理士の資格取得に関するご質問等ございましたら、お気軽にコメント下さい。
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