こんにちは、らぼ(臨床検査技師)です。
CASの描出方法
上腕撓側皮静脈が腋窩静脈と合流するアーチ部分(Cephalic arch)は狭窄がおこりやすく、その狭窄は、CAS(Cephalic arch stenosis)と呼ばれます。
シャントエコーでは、撓側皮静脈を短軸で追って行くと、アーチ部分の急な曲がりで、円形で追っていくのが難しくなり、戸惑います。
少しずつ、アーチをイメージしながら、短軸の円形のまま追えるようにします。
短軸で、鎖骨下静脈まで追えたら、長軸で、アーチ部分と鎖骨下静脈が合流する部位を描出し、狭窄がないか見て、狭窄部位は計測します。
プローブが鎖骨にあたって患者さんは痛みを感じることがあるので、声かけしながら、注意します。
CAS描出不良の際の対策
患者さんによっては、短軸で追っていった時に、深部に描出され、エコーが減衰して、描出不良になる場合もあります。
その時は、違う場所や方向からプローブをあててみて、浅く描出できる位置を探します。
リンク
リンク
リンク
コメント